乳腺外来

乳腺外来

乳がんとは?

乳がんは女性のがんのトップです

乳がんは、乳房のなかの母乳をつくるところ(小葉組織)や母乳を乳首まで運ぶ管(乳管組織)から発生する悪性腫瘍です。
乳がんの発生は、20歳過ぎから認められ30歳代ではさらに増え、40歳代後半から50歳代前半にピークを迎えます。

20歳過ぎれば乳がん年令

20歳代で乳がんになって、人生の一番の花の頃病と闘わなくてはならなくなってしまった人、婚約は結婚を諦めた人など、様々な悲劇があります。
乳がん女性のがんのトップということから考えると、若い女性にとっても、乳がんは決して他人事ではありません。

検診

乳がん早期発見、治療の理由

通常、大規模病院では、
{乳腺外科}
{マンモグラフィー撮影(放射線科)}
{マンモグラフィー読影専門医による診断}
と3段階の予約、診療が必要です。
(予約に約1~2ヶ月掛かります)

当院では速やかな診断、結果のご説明をさせて頂きます。(必要ならば細胞診も同時に行い検査依頼できます。)
患者さまのより受診しやすい体制を準備しております。治療が必要な際は、用意が整っており、
良性疾患の場合は院内にて部分麻酔により手術が行えます。

大規模病院での手術が必要ならば、全病院、ご希望の病院へ当院からの詳しい検査結果、撮影フィルム、紹介状をお持ちになり、
病院の{紹介状有り窓口}へ申し込まれてください。通常の外来よりも速やかな診療開始となります。

女性の癌の羅患率トップを、早期発見、治療により、
救える命のトップとできますように。上野毛あだちクリニックは尽力致します。
病診連携により、術後の方の治療やフォローを行っています。

乳がん検診について
(乳腺に異常のない方で検診をご希望の方はこちら)

超音波エコー検査・マンモグラフィー検査をご希望の方は予約をお奨め致します。
予約可能
電話:診療時間内
WEB予約:24時間
FAX:24時間

乳腺ドック・乳がん検診

1.触診+マンモグラフィー(乳房撮影) 
9,800円
2.触診+エコー(超音波) 
7,500円
3.触診+マンモグラフィー(乳房撮影)+超音波 
13,500円
4.世田谷区乳がん検診時にエコードックも一緒に受けられます。
検診:1,000円 エコードック:6,000円 → 7,000円

保険診療時の価格(3割負担)

検査の初診で、
1.(マンモグラフィー+超音波エコー+触診) 
3,600円
2.(超音波エコー+触診) 
1,910円
3.(マンモグラフィー+触診) 
2,550円

※世田谷区乳がん検診は40歳以上で2年に1度受けられます。
送られてきた検診票をご持参ください。自己負担額1,000円
※検診票の更新前(冬季)は込み合います為、早めの受診をお薦め致します。

治療

乳がん治療の流れ
(もし乳がんが認められた場合、当院では下記のような流れで、御案内いたします)

セカンドオピニオン(他の医師のアドバイスを受ける事)が普及しており、「他の病院へ行きたい」、「移りたい」と希望する場合は、患者様のお身体・環境を第一優先に考えます。その事を申し出るのは昔と違い一般的になっており、決して医師への失礼ではない事で、当然のご相談と考えております。

診療体制

乳がん早期発見、治療の理由

厚生労働省の方針の一つに「病診連携」というのがあります。これは病院とクリニックの相互協力によって、患者さまの診療を一貫してみるシステムです。具体的には開放型病床の病院では、病院のベッドをクリニックのかかりつけ医(☆登録医)に開放し、クリニック医師と病院の医師が一緒に診療を行います。入院中もクリニック医師がかかりつけ医として、訪問して診療でき入退院後も引き続き経過観察できるシステムです。

登録医制度とは

開放型病床病院に於いて医師が紹介患者さまの一般診察、指導、病状および治療方針の説明ならびにカルテの閲覧を行うことができます。

マンモグラフィー Q&A

Q

マンモグラフィー検診って何?

A

マンモグラフィーは乳がんを診断する方法のひとつで、乳腺・乳房専用のレントゲン撮影です。マンモグラフィー検診は、このマンモグラフィーを使った乳がん検診のことです。

Q

どうやって撮影するの?

A
イラストのように、乳房を挟みながら圧迫して上下方向から一枚、左右方向から一枚、撮影します。
Q

どうして圧迫しなければいけないの?

A

乳房を圧迫しながら薄く均等に広げます。広げることにより、少ないレントゲンの量で乳房の中をより鮮明にみることができます。

Q

痛いの?

A

挟むことにより、痛みが伴うこともありますが、これは病気を見つける上でとても大切なことです。

Q

放射線(レントゲン)撮影ってからだにとって危険じゃないの?

A

マンモグラフィー撮影の放射線が人体へ及ぼす危険性はほとんどありません。

Q

マンモグラフィーで何がわかるの?

A

触っても判らないような早期の発見の小さな乳がんはもちろん、しこりを作らない乳がんを白い影(腫瘤癌)や非常に細かい石灰砂の影(微細石灰化)として見ることができます。

Q

視触診や超音波検査(エコー)じゃだめなの?

A

視触診も超音波検査も乳がんを調べる大切な方法です。マンモグラフィーを視触診と併せて行った乳がん検診は、視触診だけの検診や超音波検査を併用した検診に比べて、2~3倍の乳がんの発見が可能です。

Q

乳房に気になることがあれば、どこに行くの?

A

すぐに乳腺外科、乳腺科、外科の乳腺外来等と標榜されている乳腺の専門家を受診し、そこにいる乳腺の専門医のもとできちんと検査等を受けて、診断してもらうことが大切です。

乳がん Q&A

乳がんは、自覚症状がないうちに定期検診を受けることがポイント です。

Q

乳ガンにかかりやすい要因を教えてください。

A

現在の日本人女性の統計では、山を描くように40代の発症をピークに50代以降は発症が減少しています。しかし、諸外国では年齢に比例して右肩上がりの発症率を示しています。今後の日本も諸外国の結果のように、年齢と比例した発症率になることと考えられています。

では、なぜ現在の日本の統計が40代がピークなのかというと、戦前や戦中の日本人女性の生活スタイルが乳ガンを発症率を抑えていたのではないかと考えられているからです。その理由として、和食中心の食生活や、適度な運動、子だくさんであることなどが挙げられます。
それに比べて、現代の女性は、欧米化した食生活や、少子化、ダイオキシンや農薬に晒された農作物などの影響で、乳ガンの発症が増えていると考えられています。

今後は山を描いたようなグラフではなく、諸外国と同様に年齢に比例していくものと考えられています。以前は11人に1人は乳ガンにかかると言われていますが、この割合も年々増えて割合が高くなるものと考えられています。

Q

乳ガンにならないためにはどのような方法がありますか?

A

今や20人に1人の割合で発症していますので、女性にとっては他人事ではない病気だと考えてください。先に述べたような戦前の日本人女性のようなライフスタイルに戻るのは無理なことですから、ならないようにするというよりも、乳ガンになっていないかチェックを欠かさないことが大事ですし、現実的な方法でしょう。

乳ガンは早期発見できれば完治が望めますので、早期発見に尽きると思います。30歳以上の女性なら年に1回は定期検診を受けることを習慣にすると良いと思います。ご自分のお誕生日などに、他の検診と合わせて受診すると良いのではないでしょうか。

Q

チェックの方法を教えてください。

A

誤解しないでいただきたいのは、セルフチェックは定期的な検診をしてこそ意味のあるものです。それに、マンモグラフィー検査は触診ではわからないレベルの小さな腫瘍を発見するための検査です。ですからご自身で触ってみて乳房のしこりを感じるようですと、一刻を争う事態であることも考えられますから、乳ガン検診は自覚症状のない状態で検診を受けることが望ましいとも言えますし、強いて言えば自覚症状がないからこそ受けてもらいたい検査なのです。

とは言うものの、日頃からご自身の健康状態を把握しておくのは大切なことです。入浴中に乳房を触ってみて、いつもと違いがないか知っておくと良いでしょうね。しこりを見つけるために触ると、ささいな感触でもしこりのように感じてしまうものです。いつもと同じ状態かを確認するつもりでチェックをしてください。

乳がん統計

乳がん罹患率の傾向

1996年:
女性の罹患率で第一位
2005年推計数:
約41,000人(20人に1人)
2015年推計数:
48,000人
(がん統計白書2004より)

日・米・英における死亡率の比較

日本だけが上昇傾向
(発病者の30%)
2007年乳がん死亡者数:
11,414人
(女性:11,323人 男性:91人)

乳がん検診可能

世田谷区乳がん検診指定施設
マンモグラフィー検診精度管理中央委員会認定施設

・院内にマンモグラフィーを設置(女性専門技師による)し、 確かで円滑な診断、治療を進めています。
・抗がん剤治療は外来通院の範囲内で大きな病院と同等に実施していきます。
・患者様の要望に添って健康食品の相談や、他の統合医療の相談にも応じています。
・セカンドオピニオンとしての患者様の要望に合った生活面からの医療サポートも取り組んでいます。一般検診、内視鏡検査など、早期発見、早期治療に努めています。

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